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花火競技大会の種目

全国花火競技大会は、昼花火の部では五号玉五発、夜花火の部では十号玉(尺玉)二発と創造花火によって、参加28社の花火業者によりその技が競われます。

■昼花火の部

昼花火の競技は、全国でも大曲の花火だけとなりました。昼花火は雅趣に富んだ見応えのある花火で、昔から花火通の粋人が好む花火でした。 煙竜(煙物)や割物で競技を行います。煙竜(煙物)は夜の光の代わりに色煙(紅・黄・青・緑・紫など)を駆使して色彩豊かに空に模様を描き出すものです。この花火のポイントは模様の多様化と色彩を鮮明に描き出すことにあります。 割物は夜の割物花火と全く同じ手法で、光の代わりに色煙で牡丹や菊をあらわすもので、夜の割物花火と同じように非常に手の込んだ技術的にも高度なものです。この花火のポイントは、花火の形と鮮明な色彩にあります。

■夜花火の部

10号玉・芯入り割物(芯入割物で三重芯以上とする伝統花火)
芯入割物とは、同心円状に真円を描く菊型花火です。競技では四層以上の円を描く花火が対象とされています。 打ち上げられた玉が最高点に達したときに、真円で開花し変化しながら一斉に消えるものが理想とされます。

10号玉・自由玉(芯入割物の部と重複しない自由創造的な花火)
芯入割物の部と重複しない花火で、星が長くゆっくり下へ垂れてくる冠菊(かむろぎく)や上空で開花した後少し遅れて一斉にいくつもの花火が咲く千輪(せんりん)、型物などがあります。花火師の意図や色彩や形に見られる創造性と技術的なまとまりのある花火が対象とされています。

創造花火
創造花火とは、創造の名のごとく従来の丸型の概念を破った花火。 昭和39年(1964年)の大曲全国花火競技大会から全国で初めてとり入れられた花火で、秋田県大仙市が創造花火の発祥地です。元大会委員長の故佐藤勲氏の考案により、打ち上げ花火にテーマを設けて、色彩・リズム・立体感・構成など、花火師の創造性・独自性を追求したものです。

■内閣総理大臣賞

昼花火の部及び夜花火の部(10号玉2発・創造花火)を総合的に審査した結果、最も優秀と認められる花火を作った花火師に贈られる最高の栄誉です。
(91回大会より昼花火も内閣総理大臣賞の審査対象となりました。)